草津町に感じる危うさ
人口減少がもたらす「町民力」の低下
最近、町の中で、以前より町民の方を見かけることが少なくなりました。特に若い世代の方々
が減っています。白根神社のお祭りなど地域活動の中でも同じ様なことを耳にします。
「このままだと学校はどうなるの?」
「子供たちはどこで遊んでいるの?」
「よその町に住んで通勤している人が多くなっているの?」
阜津町の担い手・支え手が減少の一途を辿っています。

10年後の各人口
老年人口:1,811人
年少人口:302人
生産年齢人口:2,240人
2020年と2050年(推計)の高齢者1人あたりの現役世代人口
生産年齢人口 (15歳~64歳) [A] | 老年人口 (65歳以上) [B] | 高齢者1人あたりの 現役世代人口 [A/B] | |
---|---|---|---|
2020年 | 3,119人 | 2,483人 | 1.3人 |
2050年 | 1,613人 | 1,599人 | 1.0人 |
増減数 | -1,506人 | -884人 | -0.3人 |
このままでは草津町の若い人が1人で1人の高齢者を支えることになり、地域コミュニティを支える担い手不足で福祉・防災・防犯が立ちいかなくなってしまう。

2050年の草津町の姿

合計特殊出生率が上昇した場合、2050年の総人口は3,752人となり、合計特殊出生率が上昇かつ人口移動が均衡した場合は出生数増し、2050年の総人口は3,957人と推計されます。
この危機を回避するためには、子育て、教育環境の充実・進学のための奨学金制度の整備・転出した若者のUターン就職斡旋・移住定住政策等々さまざまな政策がありますが、一番大切なのは町民力の発揮であると思います。
どうか皆さんのお力添えを頂きたいと思います。
財政面においては、一般会計予算歳入総額は約60億円あり、その内「ふるさと納税」が毎年約10億円集まっております。
地方再生のためのこのふるさと納税を、将来の町民生活に資する事業のため、そして、未来世代にも均等に予算配分していくことが必要です。
もう一つの問題として、本年埼玉県八潮市の交差点で道路の崩落事故がありましたが、この事故は日本中どこでも起こりえる事であり、この草津も例外ではありません。
現在、草津町の上下水道・温水等の社会インフラも老朽化が進み、今後40年間に大規模な修繕や、施設の建て替え等の事業を行うことは必須であり、その経費は莫大な金額となることが予想されます。
私は町民の皆さまからお寄せいただいたご意見をもとにし、
これからの課題に正面から取り組んでいきます。